ウルヴァリン samurai

X-MENウルヴァリンこと、ローガンが日本を舞台にしたお話。

海外のコミック映画としては、面白くX-MENシリーズの過去の話をする作品で、プロフェッサーとマグニュートの若かりし頃の話しは、面白かったので、興味ある作品。

 

 

1945年、日本の長崎にいたローガン(ウルヴァリン)は原爆の爆発から青年将校・ヤシダを身を挺して助けた。

最終決戦にて、ローガンは愛していた仲間のジーンを殺さなくてはいけなかった罪悪感とその悪夢に苛まれ、カナダの山奥に暮らしていた。そんな中、違う悲鳴を聞きつけ、下山すると、キャンプ客がクマに襲撃された跡を、見る。そして、その奥に弱っているクマに止めを刺す。街のバーでは、ある男が、クマに襲われそうになった武勇伝を語っていた。しかしそれは、山を歩いているとクマに遭遇し、毒で応戦して、ビビって止めを刺さずに逃げていた。毒に苦しんだクマは、キャンプ客を襲ったのだ。そのことに怒り、襲撃をするローガン。すると、ユキオという赤髪女性に止められる。そして、車内で助けてくれたヤシダが会いたがっていると告げる。

 

日本の大企業グループ「矢志田産業」の総裁となっていたヤシダは、部下の女性ユキオを使ってローガンを日本に招待する。老衰により病弱したヤシダは「助けてもらったお礼にローガンを不老不死の生き地獄から解放する」と告げる。その夜、ローガン、悪夢にうなされながら、女医に何かを仕込まれる。目覚めて困惑する中、ヤシダが死去する。

 

 

葬儀の中、ヤクザ軍団の襲撃を受けるヤシダの孫娘のマリコを守って、東京から長崎へ逃避行する。そして、愛し合う関係になった。しかし、次の日にヤクザに奪い去られてしまう。

 

マリコをさらったのは、父、シンゲンだった。シンゲンはヤシダの財力を掌握をするために、後継者として選ばれた、マリコが必要だった。しかし、ハラダと女医のヴァイパーが忍びを引き連れて、屋敷を襲撃。マリコを拐い。シンゲンを重症に追い込む。

ユキオの協力のもと、屋敷に入り込み、レントゲンを使ってヴァイパーに仕込まれた機会を取り外そうとするが、シンゲンが襲撃する。機械を取り外すが、意識を失う。ユキオはシンゲンに倒され、止めを刺すがローガンによって止められる。その後ローガンVSシンゲンとなり、徐々に回復力を取り戻しシンゲンを倒すが、止めを刺さずに立ち去ろうとするが、不意打ちを仕掛けた為、止めを刺す。

マリコ救出に満身創痍の体で挑むウルヴァリンの前に、弓の名手ハラダ率いる忍者軍団がローガンを捉える。捉えられたローガンの前に、ヴァイパーが現れる事に、怒り刃の爪を出す。しかしヴァイパーは、それを待っていたかのように、爪を固定。そしてパワードスーツ「シルバーサムライ」が。そこにユキオとマリコが助けに入り、戦闘になる。

ハラダマリコの説得により、襲いかかるヴァイパーから助ける。しかし、ヴァイパー脱皮をして、生きていた。

シルバーサムライがローガンの片腕の爪を切り裂く。悶えるローガンにヴァイパーが襲うが、ユキオが助ける。ハラダが助けにかかるが、返り討ちに合う。そして、シルバーサムライの首を切る。シルバーサムライとローガンは建物から落ちるが、シルバーサムライがローガンを助けながら、もう片方の爪を切断。そして両爪の跡にドリルを打ち込み、不死の力を吸い取る。そこに不死の力で若返ったヤシダが姿を現す。その頃、ユキオとヴァイパーの戦いは、切れたEVのワイヤーをヴァイパーの首に巻きつけて、宙吊りになりながら、滑車で降りてきた重りと激突。

不死の力を手に入れた、ヤシダだが、マリコが邪魔をする。そして、ローガンにドドメを刺されて落下、爆発。マリコと別れて、ユキオと旅立つ。

全てを終えた2年後、空港でローガンの前にあるプロフェッサーとマグニュートの2人組が現れる。

 

感じなのだが、舞台は日本の割には、中国の街並みが至る所で映るのが、日本人としては残念だった。そして俳優も主に有名なのは、シンゲン役の真田広之。と言う感じ。SFや洋画の異能力の激しさが、邦画の地味な渋さが混ざったのか無く残念だった。そして、任侠もののチャンバラ劇感が、少し面白さをなくす展開のように感じた作品だった。


原作:「Wolverine」

監督:ジェームズ・マンゴールド

製作:2013年

上映時間:126

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