メインストリーム

前回の「ソーシャルネットワーク」の映画にも出てきた。アンドリュー・ガーフィールドを少し追って見ました。


2021年に公開されたアメリカ映画であり、エンターテインメント産業やソーシャルメディア現代社会をテーマに表現しています。社会的境界を絡めながら、人間の欲望や現代社会の闇を描き出しています。


STORY

フランキーとジェイクはハリウッドで働いていたが、華やかさとは無縁な生活を送っていた。そんなある日、2人は一風変わった男(リンク)と知り合いになった。フランキーがリンクの奇妙な振る舞いを収めた動画をYouTubeにアップロードしたところ、予想以上の注目を集めた。これをきっかけに、フランキーたちはYouTuberの道を歩むことに決め、再生数やチャンネル登録者数を急速に伸ばしていった。フランキーは一躍スターダムへと駆け上がったが、そんな彼女を待ち受けていたのはスターとしての輝かしい生活ではなかった。「再生数を伸ばさねば」というプレッシャーに絶えず晒され、フランキーは徐々に神経をすり減らしていった。その一方で、リンクの言動がどんどん過激さを増していき、ついには決定的な出来事を引き起こしてしまう。



本作は、現代社会においてSNSの影響力が大きくなることを背景に、個人の人気や知名度が社会に与える影響を問いかけています。また、映画制作やYouTubeチャンネルの運営など、創造的な活動を通じて成功を求める若者たちに向けたメッセージも込められています。

しかし、インターネット上での人気に執着することはあまりなく、自分自身の価値観や人間性を推測していく過程が描かれているため、現代社会における情報過多や、インターネット上でのトロールヘイトスピーチなどの問題も浮き彫りにされています。

総合的に、「個人のメインストリーム」は、現代社会においてSNSがもたらす影響や、の成功を求める若者たちに向けたメッセージが込められた、社会ブラック派コメディとして、興味深く見ることができる映画だと思いますまた、アンドリュー・ガーフィールドが、自己犠牲的な役柄を熱演している点も注目すべきでしょう。


監督   ジア・コッポラ

脚本   ジア・コッポラ トム・スチュワート

公開   2021年

上映時間 94